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侵襲性歯周炎とはどんな病気か??

University of Florida Health WebSiteより引用

侵襲性歯周炎の特徴

私が多摩市永山エリアで働く以前から歯周病専門医として多くの歯周病患者さんを治療してきましたが、一番厄介で症状が重篤なのが侵襲性歯周炎でした。

侵襲性歯周炎は30歳を中心に急速に進行し、40歳代になると進行が緩やかになる特徴があります。

 

30歳代の間に口腔内環境を壊滅的に破壊してしまうので、早い段階できちんと治さなければ総入れ歯になるリスクが非常に高い病気です。

この疾患を診断するには特殊な細菌検査が必要で、歯の周りの溝に溜まっている ”液” を採取して検査機関に送ります。

 

歯周病専門医院だからこそ行なっている遺伝子検査

福嶋歯科医院では4~5種類の歯周病関連菌について調べておりますが、特に「A.a.」と呼ばれる細菌が含まれている場合に「侵襲性歯周炎」という診断を下しています。

A.a.は非常に悪性度が強く、歯石やプラークの中だけではなく歯茎の中にも入り込んでしまっていると考えられています。

そのため、通常の治療や外科治療で歯根面から歯石を完全に取り去っても、スッキリ治らないのです。

 

場合によってはドキシサイクリン系と呼ばれる抗生物質を使い炎症状態や排膿を収めたりもしますが、私の経験から言ってお薬だけで歯周病を克服する事は出来ません。

また、稀な病気にも関わらず家族性といって同じ家系で頻発したり家族内で起きたりする事から遺伝的な病気の可能性も考えられています。

まだ研究段階の病気で病気の定義もはっきりせず通常の歯医者さんでは対応できない事が多いですから、侵襲性歯周炎が疑われる場合は我々のような専門の歯科医院を受診する事を強くおすすめ致します。

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また稀にA.a.のキャリアではない30歳代の方でも急速に歯周病が悪化することがあるので、おかしいなと感じたらいつでもお気軽にご相談ください。