肝臓の病気で上昇する歯周病のリスク

以前、歯周病によって肝臓の機能が低下するリスクが2.3倍上昇するというお話をしました。

[blogcard url=”https://www.fukushima-dental.jp/2016/11/10/歯周病と肝臓の病気/”]

 

まだ研究が始まったばかりの分野で、このデータが正しいのかこれから新たなデータが出てくるのかはわかりません。

しかし、日本歯周病学会が公式に発表したデータとしては、歯周病(歯槽膿漏)によって、肝臓へ何らかのダメージがあるという結論に至っているようで、非外科的な歯周病治療を行うことでASTやALTといった肝機能を表す数値が改善したという報告もあるくらいです。

 

実際に私の母校の歯科大学の病理の教授も自分で研究を始めてみるまでは、歯周病と肝臓に関連があるとは信じがたかったが、自分の研究結果として出た以上は信じざるを得ないと語っておられました。

 

さて、そんなこんなで関連のあった歯周病と肝臓ですが、逆に肝臓が病気になることで歯周病になる確率が上昇することが分かってきました。

 

今のところデータとして上がっているのは、『非アルコール性脂肪肝炎』によって歯周病のリスクが2.1〜3.9倍上昇するというものです。

 

私はそちらの方の専門家ではないため非アルコール性脂肪肝炎がどういった原因で発生するのかはわかりませんが、おそらくウィルスなどが原因で起きるものでしょう。

 

また遺伝的な理由もあるかもしれません。

 

どちらにしても歯科治療を行なって改善する余地があるので、歯科医院から足が遠のいている方もまずは歯科検診などを行なってみてはいかがでしょうか?

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