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歯周組織再生治療で最も多く使われているエムドゲインについて

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[歯周病] ブログ村キーワード
歯周病の治療方法に「歯周基本治療」と「歯周外科治療」がありますが、一般的に再生治療までを行うことが歯周病治療としては最大限の治療方法です。

本日はそんな再生治療の中でも世界中で最も多く使用されている生体材料「エムドゲイン」についてのお話をさせて頂きます。

 

エムドゲインとは?

「エムドゲイン」というのはスウェーデンのビオラ社が開発した豚由来の「アメロジェニン」というタンパク質を主成分とした材料です。

「アメロジェニン」というタンパク質は歯を作る過程で分泌される成分で、歯の周りの組織を形作るために重要な役割を果たしています。

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Emdogainパンフレットより引用

エムドゲインの歯周組織の再生効果は?

エムドゲインを歯周病によって失われた部分に塗ると周りから「間葉系幹細胞」がやってきます。

「間葉系幹細胞」とはいわゆる何にでもなれる細胞です。

 

この細胞が歯の周りに元々あった組織を再構築し、骨や歯根膜といった歯にとって重要な組織を再生してくれるのです。

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エムドゲインの適応症は?

夢のようなお薬であるエムドゲインですが、実は効果の出る症例が限られています。

専門的に言うと「垂直性骨欠損」と呼ばれるタイプの骨の無くなり方の場合に限られます。

「垂直性骨欠損」に関して以前の記事をご参考にして下さい。

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また喫煙をされている方や歯周初期治療にちゃんと取り組まれなかった場合にも行うことができません。

 

エムドゲインのメリットは?

エムドゲインを使うメリットは歯周組織を天然の状態に近いところまで再現できることです。

また切除療法とは異なり、歯を支える大事な骨を再生させるため術後の動揺などの合併症が起きにくい特徴もあります。

 

エムドゲインのデメリットは?

エムドゲインのデメリットは手術をしなくてはならないことです。

また、このお薬が『豚由来』のため、そういったことが気になる方にはおすすめ致しません。

 

しかし、安全性の面ではこれまで世界中で100万症例近く使用されていますが、そういった報告はないため安全性の面では問題ないと考えてよいでしょう。

 

そのほかにエムドゲインゲルを使った歯周組織再生療法に関してご興味がある方はお気軽にご相談ください。

当院は小田急線永山駅から徒歩8分、京王バス「諏訪神社」徒歩30秒の場所にございます。