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歯周病で失われた組織を再生させる材料【Gem21s】とは?

Gem-21s

当院は東京都多摩市の歯周病専門医として京王線や小田急線沿線から多くの方が歯周病治療にいらしている歯周病専門の歯科医院です。

 

私たちのクリニックでは歯周病治療の様々なオプションを取り揃えており、中でも『Gem21s』を使った歯周外科治療が高い効果を上げています。

そこで今回はGem21sに関して詳しい解説をさせていただきます。

なおこちらのページで使用しているイラストや写真の多くはオステオヘルス社の資料より引用させていただいております。

 

Gem21sとはどんな歯周病治療?

Gem21sはアメリカのオステオヘルス社が販売している製品で『人工骨』と『成長因子』がセットになった商品です。

アメリカで多く使用され、日本でも歯周病を専門的に治療している歯科医院で導入されています。

 

Gem21sが溶けた骨を再生させる機序

骨が失われた部位に移植されたGem21sはしばらくの間、PDGFという成長因子を放出し続けます。

gem21s-1

 

すると成長因子によって、色々な細胞になることができるいわゆる「万能細胞」が呼ばれ様々な組織へと変化していきます。

ここまででおよそ1週間です。

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組織の定着と歯周組織の復活

その後、数ヶ月かけて細胞が定着し歯周病によって失われた「歯槽骨」や「歯根膜」「セメント質」といったいわゆる『歯周組織』を作り出すのです。

 

gem21s-3

 

歯根の周囲にもともとあったような形で歯周組織が作り直されることで、歯周病が再発しにくくメインテナンスが行いやすい口腔内環境が出来上がります。

gem21s-4

 

Gem21sを使った歯周病治療の成績は?

では、歯周組織が作り直される過程がわかったところで実際どれくらいできるのかをデータから紐解いて見ましょう。

ここでは、歯周外科治療で広く使用されている「エムドゲイン(EMD)」という製品と比較します。

エムドゲインに関しては下の記事をご参考になさってください。

歯周組織再生治療で最も多く使われているエムドゲインについて
ブログ村キーワード歯周病の治療方法に「歯周基本治療」と「歯周外科治療」がありますが、一般的に再生治療までを行うことが歯周病治療としては最大限の治療方法です。...

 

 

まずはレントゲンを使って測定した骨の量です。

gem21s-vs-emdogain-linearbine

エムドゲインはジェル状のお薬ですが、Gem21sは人工骨のお薬なのでレントゲンで見ると骨がたくさん出来たように見える特徴があります。

しかし、それでも2倍以上と圧倒的に骨のできる量に差があることがデータからわかります。

 

では次に実際に「歯根」と「歯ぐき」がどれくらい縫い合わさるように結合したのかを見て見ましょう。

gem21s-vs-emdogain-clinical-attachment-gain

これは実際の臨床では、出来た骨の量以上に価値のある数値でしてエムドゲインと比べて1㎜も多く歯ぐきが戻ってきています

下は実際に私が治療させて頂いた患者様のレントゲン写真です。

Gem21s-pre-post-surgery

当初は抜歯を前提に考えていた歯で、患者様自身も諦めていた歯でしたが、きちんと基本治療を行った上で手術を行ったので、抜歯せずに保存することが出来ました。

 

このようにGem21sを使った歯周病治療はとても効果が高く、私のクリニックでは歯周外科治療の第一選択と捉えています。

 

歯周病を根本からきちんと治療していきたいとお考えの方は是非一度私たちにご相談ください。