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歯周病学会に参加してきました!

大阪府で開催された第61回秋季歯周病学会学術大会に参加してきました。

今回のテーマは『高齢者の健康寿命をサポートする歯周病予防の進展と展望』ということで「福祉」や「低侵襲」といった内容が歯周病治療と絡ませて演題になっていた印象があります。

またインプラント治療においても歯周病専門医ならではのトピックが多く、大きい演目としては軟組織(歯ぐき)のマネジメントとインプラント治療を合わせた内容などもあり非常に見応えのある学会参加となりました。

 

私の母校の後輩ドクターも『薬物性歯肉増殖症』という、お薬によって歯ぐきが腫れるように盛り上がってしまうタイプの歯周病に関しての発表を行っており、新たな歯周病治療にヒントとなる見識を得ることができました。

この症例では、a-PDT(フォト・ダイナミック・セラピー)というある特定の波長の光を使ってお薬を活性化させ、歯ぐきの中の歯周病菌や歯槽膿漏の原因となる物質を破壊するという治療方法です。

a-PDT現在、発展中の治療法で健康保険の適用外ですが、今後効果が見込まれる場合は保険適用の治療となるかもしれません。

今回なぜa-PDT治療を行ったかというと、この患者様が重度の糖尿病や高血圧症といった全身的な疾患をお持ちのため、歯周外科治療などの一般的な治療方法を行うことができなかったからだそうです。

 

現在のところ、確実に歯周病を治療できる方法は再生治療や切除療法といった「歯周外科治療」というのが歯周病学会の総意ですが、どうしても外科治療まで行うことが出来ない方の代替療法としては良いのかもしれません。

 

このa-PDT治療に関しては、これからも海外の学会を含め歯周病にまつわる学会で発表されていくものだと思いますので積極的にこう言った学会に参加していこうと改めて感じました。