歯周病にかかわる症例

歯周病の症例紹介

歯周病の症例紹介

多摩市永山の歯医者「福嶋歯科医院」では、歯周病専門医が軽度から重度までさまざまな状態の歯周病治療を行います。このページでは、これまでに治療してきた歯周病の症例をご紹介します。例え同じ症状であっても、口腔内環境や痛みなどは患者様ごとに異なります。当院では患者様から丁寧にヒアリングを行い、最適な治療方法をご提供致します。

歯周病チェック

軽度歯周病
  • 歯ぐきから血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯ぐきが染みる
  • 症例①症例①
  • 症例②症例②
  • 症例③症例③
症例①:歯肉炎に対してメインテンナスを行った1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 歯肉炎に対してメインテンナスを行った1症例
費用 およそ20,000円(保険適用、税別)
治療期間 3ヶ月
患者様の主訴 歯ブラシの際に歯ぐきから血が出る
治療を行ううえでの注意点 治療後に治癒していく過程で、歯が染みる感覚が起きることが歯周病治療ではよくあります。これは治療に伴い歯ぐきが引き締まった結果、敏感な歯根の一部が露出して起こるものです。「知覚過敏」という状態なので、特別な治療はありませんが丁寧なブラッシングなどホームケアをしっかりと行うことで軽減していきます。
治療方法 こちらの患者様は、歯肉炎〜軽度の歯周炎を発症しています。歯周ポケットもあまり深くなく、クリニックでのクリーニングに加えて、ホームケアを強化していくことで完治が可能な症例でした。術後は良好に経過をしており、3ヶ月に1度のメインテナンスにご来院いただくことで良好な状態を維持しています。
症例②:軽度歯周炎に対してのブラッシング指導とスケーリングを行なった1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 軽度歯周炎に対してのブラッシング指導とスケーリングを行なった1症例
費用 およそ70,000円(保険適用と保険外治療、税別)
治療期間 3ヶ月
患者様の主訴 歯ぐきに赤みがある
治療を行ううえでの注意点 歯肉炎の最も効果的な治療は徹底したブラッシングです。歯ブラシを適切に使うスキルを学ぶことで歯肉炎を治し、新たな歯周疾患や虫歯を予防することができます。適切なブラッシングを始めて最初は歯ぐきから出血したり、ブラッシング自体が痛いと感じるかもしれませんが、徐々に軽減していきます。
治療方法 歯肉炎と軽度の歯周病が混在した症例です。虫歯も1本あったので、プラークが付着しにくいセラミックを使っての治療も並行して行いました。歯ぐきの赤みが消え、健康的な歯肉になっているのが確認できます。術後は定期的なメインテナンスを受けることで良好な状態を維持できます。
症例③:扁平苔癬を伴った軽度歯周炎の1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 扁平苔癬を伴った軽度歯周炎の1症例
費用 およそ70,000円(保険適用と保険外治療、税別)
治療期間 1年
患者様の主訴 食べると歯ぐきが染みる
治療を行ううえでの注意点 扁平苔癬(へんぺいたいせん)は完治が期待できない難しい病気です。具体的な症状は粘膜に赤みがあり、味の濃いものが染みる症状が続きます。扁平苔癬に対する具体的な治療法は無いながらも、「身体の免疫機能を助けてあげる」という意味でも口腔内を清潔に保ち、細菌の数を減らしていくことは意義のある治療です。また、ブラッシングそのものも痛みがあってできなかったりするため、歯ブラシも柔らかいものを選ぶなどの工夫が必要な症例でした。
治療方法 こちらの患者様は扁平苔癬という、粘膜の病気も併発した軽度の歯周病患者様です。扁平苔癬というのは自分の身体が自分を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つで、ウィルスや細菌、金属アレルギーやストレスとこれといった原因が未だに判明しておらず、明確な治療方法もない難しい病気です。こちらの患者様の場合、配偶者との死別をきっかけに症状が出始めたとのことでしたので、強いストレスが引き金になったのかもしれません。
中等度歯周病
  • 歯ぐきが腫れた
  • 口臭が気になる
  • 歯ぐきが染みる
  • 症例①症例①
  • 症例②症例②
  • 症例③症例③
症例①:中等度歯周炎に対し、歯周外科手術を行い治療した1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 中等度歯周炎に対し、歯周外科手術を行い治療した1症例
費用 およそ130,000円(保険適用、税別)
治療期間 1年8ヶ月
患者様の主訴 歯ブラシをすると歯ぐきから血が出て、口臭が気になる。
治療を行ううえでの注意点 歯周治療を行なうと、治療前と比べて歯ぐきが後退することが頻繁にあります。これは、歯周組織が健康な状態へと近づき引き締まるために起こる現象です。また、歯周病治療には患者様ご本人の協力が必要です。ご自宅でのホームケアを徹底していくことで、歯ぐきが良い変化を起こしやすくなり治療が早く進みます。
治療方法 こちらの患者様は、主に臼歯部に中等度〜重度の歯周病と虫歯が混在していました。そのため、歯周基本治療として虫歯の治療、抜歯、クリーニングを行い、歯周ポケットが深い場所に対しては歯周外科手術を行い、歯ぐきが安定してきたところで被せ物や入れ歯の装着を行いました。歯周病によって歯並びが変わってしまっていましたが、治療を進めるにつれ、歯並びも自然と改善してきた症例です。
症例②:エプーリスを伴った中等度慢性歯周炎の1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 エプーリスを伴った中等度慢性歯周炎の1症例
費用 およそ130,000円(保険適用、税別)
治療期間 1年6ヶ月
患者様の主訴 歯ぐきが腫れてきた
治療を行ううえでの注意点 エプーリスは放置することでどんどん線維化していき、外科的な切除をしなければ取り除けない状態になってしまう可能性がある病気です。まれに高血圧のお薬を服用されている方で歯肉増殖症という似たような病気になることがありますが、この場合はすでに線維化していることが多いため、外科手術とともに服薬の変更をしなければなりません。エプーリスの原因ははっきりとは分かっていないため定期的な検診と徹底したホームケアが大切です。
治療方法 これは、中等度の歯周病によって歯ぐきに炎症が起こり続けた結果、「エプーリス」という出来物にまで発展してしまった症例です。エプーリスとは簡単に言うと、口の中にできるイボのようなものでさまざまなタイプがあります。原因はいろいろ考えられますが、この場合は歯周病が明らかでしたので、まずはそこから治療した結果、エプーリスも治癒していきました。その際に、患者様が口腔内の病気を直そうと必死に歯磨きを実践していったのも良い結果を得ることができた要因です。
症例③:中等度歯周炎に対してエムドゲイン治療を行なった1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 中等度歯周炎に対してエムドゲイン治療を行なった1症例
費用 およそ800,000円(保険適用・保険外治療、税別)
治療期間 2年間
患者様の主訴 歯ぐきがジクジクする
治療を行ううえでの注意点 エムドゲイン治療は世界中で使用されている信頼のある治療方法ですが、術者によって得られる結果が異なる難しい治療でもあります。すべての方に適用できる治療では無いため、術前の診査・診断を行った上での治療となります。
治療方法 中等度の歯周病に対してエムドゲイン治療を行なった症例です。歯周病を助長させる適合の悪い歯冠修復物が多数あったため、すべて除去し歯ぐきと被せ物療法の治療を行ないました。歯周病に関しては、「垂直性骨欠損」と言って再生治療によって良い結果の得られる状態だったので、全顎的に治療を外科手術で行っています。
重度歯周病
  • 食べ物が噛めない
  • 歯が傾いている
  • 歯が揺れている
  • 症例①症例①
  • 症例②症例②
  • 症例③症例③
症例①:咬合崩壊をきたした重度歯周病に対し、保険治療を使って歯周病治療を行なった1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 咬合崩壊をきたした重度歯周病に対し、保険治療を使って歯周病治療を行なった1症例
費用 およそ200,000円(保険適用、税別)
治療期間 3年
患者様の主訴 食べ物が噛めなくて困っているので治したい
治療を行ううえでの注意点 全顎的に治療が必要なので、治療期間が年単位でかかります。保険適用の治療のみで行なっているため自由度が低く、最低限の治療となってしまうため術後の快適さはあまり見込めません。
治療方法 歯周病治療を始めるにあたり、保存が不可能な歯は抜歯し、残していくことができる歯に集中して治療を行う必要がありました。残った歯も重度の歯周病だったため、歯周外科手術を全顎的に行い、術後は固定していくなど最大限に方法を駆使して行かなければなりません。術後は安定するまで1ヶ月に1度のメインテナンスが必要です。
症例②:広範型急速進行性歯周炎に対し全顎治療を行なった1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 広範型急速進行性歯周炎に対し全顎治療を行なった1症例
費用 およそ900,000円(保険外治療、税別)
治療期間 3年
患者様の主訴 歯が揺れるようになってきたので診察して欲しい
治療を行ううえでの注意点 通常の歯周病菌とは異なる悪性度の高いバクテリアや、身体の免疫がうまく働かないことが原因で歯周病が急速に進行する病気です。全顎的に歯周外科治療を行った際、術後に歯が染みる感じがしばらく続くことがあります。急速進行性歯周炎は非常に稀な病気であり、原因も完全には分かっていないため、あらゆる治療を駆使しても抜歯の必要性が出てくる可能性があります。
治療方法 こちらの患者様は30代で、「急速侵攻性歯周炎」という進行が早く悪性度の高い歯周病に罹患していました。病気の特徴から、感染源をできるだけ早期に徹底的に除去しなければなりません。小さなお子様がいたため、お子様に対しても歯周病菌が感染する可能性がありますので治療は必須でした。この症例では、歯周基本治療と歯周外科治療を併用して感染源の除去に努め、術後は歯周病で失われてしまった角化歯肉の移植と歯の固定を行い安静になるようにしていきました。急速進行性歯周炎の場合には、再生治療を選択されることを強くお勧めします。また術後、最低3ヶ月に1度のメインテナンスは必須です。
症例③:咬合崩壊を併発した重度慢性歯周炎に対してコーヌステレスコープ義歯を装着した1症例

治療前

治療前

治療後

治療後

症例の詳細

治療名称 咬合崩壊を併発した重度慢性歯周炎に対してコーヌステレスコープ義歯を装着した1症例
費用 およそ1,600,000円(保険外治療、税別)
治療期間 3年
患者様の主訴 歯が傾いてきたので治したい
治療を行うえでの注意点 コーヌステレスコープは非常に強固な固定効果のある治療方法ですが、歯の切削量も多い治療です。また歯周病治療が終了した後に長年経過し、歯ぐきが良い方向に変化していった結果、義歯との間に隙間ができることがあります。この場合、入れ歯を一度お預かりしてリベースという工程を行う必要があります。良い治療ですので、長持ちさせていくためにもメインテナンスは必須です。
治療方法 こちらの患者様はご両親の介護を行なってきた結果、ご自身が歯科医院に通う時間を取ることができずに悪化してしまったケースです。介護生活が終了したことで、ようやくご自身のための時間が取ることができるようになり全体的な治療を希望され来院くださいました。インプラント治療も検討しましたが、十分な歯槽骨の量がなかったためドイツ式の入れ歯である「コーヌステレスコープ義歯」を上顎に装着することを選択されました。コーヌステレスコープ義歯は歯周病で弱ってしまった歯に対して高い固定効果があり、清掃性も良いのでインプラント治療が選択できない場合の代替治療として非常にお勧めです。特殊な入れ歯なため、製作できる技工士が国内でも限られており、貴重な治療法となっています。

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