インビザラインを使ったマウスピース矯正

福嶋歯科医院は『歯周病の専門医』として歯周病の治療と予防を行なっている歯科医院です。

今回は歯周病の予防の観点から「歯並び」の重要さを解説していきます。

 

歯周病予防になぜ矯正治療が必要なのか？

 

 

歯周病は「細菌感染症」です。加齢変化で歯周病になるわけではありません。

 

例えばお台所の「ぬめり」を思い出してみて下さい。

お台所のぬめりは毎日、掃除をしているつもりでもシンクの端っこであったり、排水溝のような手の届きにくいところにいつの間にか発生します。

 

歯周病の原因はこのシンクのぬめりと同じもので、「プラーク」と呼ばれています。

 

歯並びが悪いとプラークが溜まりやすいエリアが増え、歯周病によりかかりやすくなってしまうのです。

 

また、歯並びが悪いと「虫歯」にもなりやすくなるため、虫歯で欠けたり窪んだりした部分にさらに汚れが貯まりやすくなり、「さらに歯周病が悪化する」とい悪循環に陥ってしまうのです。

 

矯正治療を行なって歯並びをよくすることで、見た目だけでなく、お口の病気の予防につながるため、歯周別府の予防のために矯正治療が必要なのです。

 

インビザラインを使った歯周病予防のための矯正治療

 

 

インビザラインとは、マウスピースを使った歯列矯正治療です。

 

世の中に多くのマウスピース矯正がありますが、インビザラインを選ぶことをおすすめします。

 

インビザラインをおすすめする理由として次の２つがあります。

1. マウスピース矯正のパイオニアであり、多くの実績がある。
2. 素材に特許技術を使っており、他のマウスピース矯正よりも先を言った技術を使っている。
3. 治療前に治療ゴールを患者さんを話しながら決めることができる。
4. 矯正治療の期間が短い

 

インビザラインのマウスピースは一見普通のマウスピースに見えますが、何十種類もの素材を組み合わせた企業秘密の素材で製作されています。

 

この素材の特性により、より効果的に歯に力を加え、短期間での歯の移動を可能にしています。

 

これまでのワイヤー矯正との違い

 

従来のワイヤーを使った矯正ももちろんメリットがあり、適材適所で使い分けることで患者さんに大きなメリットをもたらす治療法です。

 

例えば「マウスピースを毎日決まった時間使い続ける自信がない」といった患者さんにとっては、固定式のワイヤー矯正は確実に歯を動かすことができます。

 

またワイヤを使って歯を連結固定する必要がある症例でもワイヤー矯正は使うメリットが十分ある方法です。

 

しかし、一般的な歯並びを治す上で「インビザライン」は大きなメリットがあり、ワイヤー矯正と比べて痛みの少なくすることができます。

 

また、ワイヤー矯正は器具を歯に接着剤でつけ、治療が終わるまでそのままにするので、汚れが溜まりやすく、矯正治療後に虫歯が出来てしまう可能性が非常に高い治療法です。

 

一方、インビザラインではマウスピースを外せば矯正をしていない時と同じように歯ブラシができるため、虫歯や歯肉炎になるリスクが少ないのが特徴です。

 

インビザラインを使った矯正治療の期間

 

 

インビザラインは従来の矯正治療と比べて治療期間が短い治療法です。

多くの場合、最大でもマウスピースを２０枚ほど作る方法で完了します。

 

マウスピース１枚、１枚が歯が段階的に動いた状態をシュミレーションして出来ており、１週間〜２週間ごとにマウスピースの交換を行って目標とする位置まで歯を動かしていきます。

 

３０歳より若い方の場合は１週間に1度の交換で良いため、２０枚のマウスピースが必要な症例であった場合でも２０週間、つまり５ヶ月で治療が完了します。

 

３０歳を超えた方や歯周病が中等度の方は２週間に１度交換を行います。

 

歯周病になっている場合にインビザラインは使えるかどうか

 

 

歯周病にすでになってしまっている場合、その影響で歯の位置が変わってしまっている場合が多く、矯正治療も歯周病治療の一環となります。

 

歯周病の初期〜中等度までであればインビザラインを使った矯正治療を行うことが可能です。

 

歯周病予防のための矯正治療　まとめ

歯周病に限らず全ての病気は「なってから」ではなく、ならないように予防していくことが大切です。

 

インビザラインや従来の方法を使って歯並びを改善し、プラークが溜まりにくいお口の環境を早い段階から整えることでその恩恵を長い期間受けることができます。

 

ひと昔前と比べて矯正治療がグッと取り入れやすくなってますので、２０歳代、３０歳代の方は積極的に矯正治療を行い、今のきれいな歯をより長く残せるようにして下さい。