
第一三共ヘルスケア株式会社の、歯周病に関する啓発動画シリーズ(全4本)の監修を、日本歯周病学会 歯周病専門医である院長の福嶋太郎が担当しました。
歯周病の基礎知識から、全身の健康との関係、正しい歯みがき、ご家族で知っておきたいことまで、それぞれ数分で見られる動画です。動画の下には、歯周病専門医としての補足を載せています。
① 気付かないうちに歯を失う!? 歯周病を知って、防ごう!
歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進むと歯を支える骨が溶けていく病気です。初期は痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気付いたときには進行していることが少なくありません。
歯周病専門医の補足:歯ぐきからの出血や腫れ、口臭、歯が長く見えるといった変化は、歯周病のサインのことがあります。痛みがなくても、定期的に歯科医院で歯周ポケットの検査を受けることが早期発見につながります。
関連ページ:歯周病について
② 歯周病を放っておくと全身疾患につながる!?
歯周病は、お口の中だけの病気ではありません。特に糖尿病とは、互いに悪化させ合う関係にあることが知られています。
歯周病専門医の補足:研究のまとめ(コクラン・レビュー、2022年)では、糖尿病のある方が歯周病の治療を受けると、治療後3〜4か月の時点でHbA1c(血糖の状態を表す値)が約0.4%下がったと報告されています(1)。持病のある方こそ、歯周病の治療と管理が大切です。
関連ページ:歯周病と全身の健康
③ 正しい歯みがきで歯周病を防ぐ!
歯周病の予防の基本は、毎日の歯みがきでプラーク(歯垢)を落とすことです。
歯周病専門医の補足:歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれません。歯間ブラシやフロスを組み合わせることが大切です。電動歯ブラシの選び方や使い方は、別の記事で詳しく解説しています。
関連ページ:電動歯ブラシの比較と選び方
④ 家族のために知りたい むし歯・歯周病のこと
むし歯や歯周病の原因となる細菌は、毎日の生活の中で家族の間でうつることがあります。
歯周病専門医の補足:お子さんのお口を守るためにも、まずは保護者の方がお口の中を健康に保つことが大切です。ご家族そろっての定期検診をおすすめしています。
関連ページ:歯周病は子供にうつるか
参考文献
- Simpson TC, et al. Treatment of periodontitis for glycaemic control in people with diabetes mellitus. Cochrane Database Syst Rev. 2022;4:CD004714.
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