
インプラント治療では、最終的な歯が入るまでの間、仮歯で過ごす期間があります。「仮歯の期間はどれくらい?」「その間、見た目や食事は大丈夫?」と気になる方も多いと思います。この記事では、仮歯の期間の目安と、長くなるケース、仮歯の間の注意点を歯周病専門医が解説します。
この記事のポイント
- 治療が順調に進んだ場合、インプラントと骨がくっつくまでの約3か月は仮歯で過ごすことが多い
- 前歯では、歯ぐきの形を整える手術を行うと、さらに2〜3か月ほど仮歯の期間が延びることがある
- 骨を増やす治療を行った場合も、期間は長くなる
- 仮歯は最終的な歯の形やかみ合わせを確かめる大切な役割も持っている
仮歯の期間の目安
インプラントと骨の結合を待つ
・期間の目安:約3か月
・内容:インプラントを埋めたあと、骨としっかり結合するのを待つ間、仮歯で過ごす
(前歯の場合)歯ぐきの形を整える
・期間の目安:さらに2〜3か月
・内容:歯ぐきの移植手術などで形を整え、歯ぐきが落ち着くのを待つ
最終的な歯の作製
・期間の目安:数週間
・内容:型取りをして、最終的なかぶせ物を作る
上の期間は、治療が順調に進んだ場合の目安です。骨の状態や部位によって期間は変わります。
前歯は仮歯の期間が長くなりやすい
前歯は、歯があるだけでなく、歯ぐきの形も見た目に大きく影響します。歯ぐきが下がっていたり、やせていたりすると、インプラントの歯だけが長く見えてしまうことがあります。そのため、前歯では歯ぐきの移植手術を行って形を整えることがあり、その場合は歯ぐきが落ち着くのを待つ時間が必要です。
また、仮歯の形を少しずつ調整して歯ぐきの形を整えていくこともあります。仮歯の期間は、最終的な歯の見た目を良くするための大切な準備期間でもあります。
仮歯の期間が長くなるケース
- 骨の幅や高さが足りず、骨を増やす治療(GBR)を行った場合
- 上あごの奥歯で、サイナスリフト・ソケットリフトを行った場合
- 前歯で、歯ぐきの形を整える手術を行った場合
- 抜歯してから、骨の回復を待ってインプラントを入れる場合
仮歯の間の注意点
- 仮歯は最終的な歯より強度が低いため、硬い物や粘着性の強い物は避ける
- 仮歯の周りもいつも通り歯みがきをして、清潔に保つ
- 仮歯が外れたり欠けたりしたら、早めに連絡する
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