歯周外科治療後の注意事項

歯周外科治療を受けられた方へ

歯周外科治療、お疲れさまでした。 治療の効果を最大限に引き出すために、このページの内容をお守りください。

※このページは治療を受けられた患者様に、当院からのメッセージでもお送りしています。

治療当日の3つのポイント

  • うがいのしすぎに注意(血の塊がとれて再出血の原因になります)
  • 麻酔は2〜5時間続きます。感覚が戻るまで唇や頬を噛まないように
  • 今日は激しい運動・長風呂・飲酒を控える(血圧が上がると出血しやすくなります)

回復までのタイムライン

時期 からだの状態 気をつけること
治療当日 麻酔が2〜5時間持続。にじむ程度の出血 うがい控えめ。食事は麻酔が切れてから、マイルドな味・柔らかい物を
〜48時間 炎症・腫れのピーク(当日より翌日・翌々日の方が腫れます) 正常な反応です。気になる場合は抗炎症薬を追加処方します
1〜2日 消毒のためご来院 ご予約をお守りください
7〜10日 炎症が引いていく うがい薬で清潔に。歯ブラシは指示の方法で優しく
2週間前後 抜糸 抜糸後はルシェロOP-10で優しくブラッシング再開

項目別の注意事項

1. 麻酔について
  • 歯周外科では親知らずの抜歯と同じくらいの量の麻酔を行うため、治療後も2〜5時間感覚が戻りません
  • 感覚がない間は、唇や頬を噛んでしまわないようお気をつけください
2. 出血について
  • にじむような出血は一般的に起きます。唾液と混じると多く見えますが、お口に溢れてくるような出血でなければ問題ありません
  • 頻繁なうがいは、固まりかけた血の塊がとれて再出血する原因になります。うがいのしすぎは避け、患部を安静に
3. 腫れについて
  • 炎症は治療直後から始まり、48時間後に最大になります。当日より翌日・翌々日の方が腫れて感じるのは正常な反応です
  • その後7〜10日かけて引いていきます。気になる場合は抗炎症薬を追加処方しますのでご相談ください
  • 頬に青あざ(内出血斑)が出ることがありますが、1〜2週間で黄色くなりながら消えていきます
4. お食事について
  • 痛みがなければ当日から通常通りで構いません。ただし麻酔が効いている間は痛みを感じにくいので、ゆっくり食べてください
  • 味のマイルドなもの・柔らかいものがお薦めです。硬い食材、辛いもの・熱いものは控えてください
  • 手術した部位で咬むのはしばらく避けてください
5. 歯周パックについて
  • 術後に「歯周パック」というガムのような包帯をする場合があります
  • 一時的に創部を保護する役割で、外れてしまったらそのままで構いません
  • 食事や歯ブラシが当たらないよう注意し、うがい薬で清潔に保ってください
6. 歯磨きについて(抜糸まで)
  • 手術部位は歯ブラシを当てず、うがい薬で清潔に保ってください
  • どうしても当てたい場合は、うがい薬を専用歯ブラシ「ルシェロOP-10」に含ませ、毛先ではなく「腹」の部分で撫でるように優しく
  • 抜糸後はルシェロOP-10で優しく丁寧にブラッシングを再開してください
  • 歯間ブラシ・フロスの再開時期は、担当からの指示をお待ちください
7. お薬について
  • 指定された分量・タイミングを守って服用してください
  • 腹痛・下痢・嘔吐などの異常がある場合は服用を中止し、当院までご連絡ください
8. 喫煙について(重要)
  • 喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、歯周外科の治りを大きく妨げます。特に再生療法・移植手術の成否に直結します
  • 最低でも抜糸まで、できれば治癒期間中の禁煙をお願いします
9. 再生療法・移植手術を受けた方へ
  • エムドゲイン等の再生療法を受けた方は、術部を舌や指で触らない・引っ張って見ないことがとても大切です(せっかくの再生材料が動いてしまいます)
  • 歯ぐきの移植(上あごから採取)を受けた方は、採取部にもガーゼや保護床が入ることがあります。熱いもの・硬いものが当たらないようご注意ください
10. 治療後にしみることがあります
  • 歯ぐきが引き締まると、一時的に歯の根元がしみやすくなることがあります(知覚過敏)
  • 多くは数週間〜数ヶ月で落ち着きます。続く場合はしみ止めの処置ができますのでご相談ください

次の症状があるときは、すぐにご連絡ください

  • お口に溢れてくるような出血が続く
  • 痛みが日ごとに強くなっていく
  • 腫れが3日目以降も大きくなり続ける、発熱を伴う
  • お薬で腹痛・下痢・嘔吐・発疹が出た

お電話:042-389-0281

診療時間:月〜日 8:30〜12:30/14:00〜17:30(最終受付17:00) 休診日:祝日


よくあるご質問

Q. 血の味がずっとしています。大丈夫?

A. にじむ程度なら正常です。うがいで流したくなりますが、うがいのしすぎが一番の再出血原因です。ぐっと我慢して安静に。

Q. 翌日の方が腫れています。悪化していませんか?

A. 炎症のピークは48時間後なので、翌日・翌々日に腫れが強く感じるのは順調な経過です。3日目以降も大きくなり続ける場合はご連絡ください。

Q. 仕事はいつから行けますか?

A. 翌日からお仕事される方がほとんどです。ただし麻酔量が多い治療なので、当日の重要な商談や人前で話すご予定は避けた方が安心です。

Q. 歯周パックが取れてしまいました。

A. そのままで構いません。付け直しは不要ですが、患部に食べ物や歯ブラシが当たらないよう気をつけて、うがい薬で清潔に保ってください。

Q. お酒・タバコはいつから?

A. 飲酒は血圧を上げて再出血の原因になるため1週間お控えください。喫煙は歯ぐきの血流を妨げ、再生療法の結果そのものを損ないます。抜糸までは必ず、できれば治療期間を通じて禁煙を。


その他、ご不明な点がございましたらスタッフまでお気軽にご相談ください。

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監修:福嶋歯科医院 院長 福嶋 太郎(日本歯周病学会 歯周病専門医)