
歯周病の検査は、治療の出発点になる大切な検査です。「痛いのでは」「費用が高いのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、多くの検査は短時間で、保険も適用されます。この記事では、歯周病の検査の内容、痛み、費用について、歯周病専門医がご説明します。
この記事のポイント
- 歯周病の検査では、歯周ポケットの深さや出血、骨の状態などを調べます
- 歯周ポケットの検査は少しチクチクすることがありますが、できるだけ弱い力で行います
- 歯周病の検査には保険が適用されます
歯周病の検査でわかること
歯周ポケット検査
・内容:細い目盛りのついた器具(プローブ)を歯と歯ぐきの間に入れ、溝の深さを測る
・わかること:歯周病がどこまで進んでいるか
出血の検査
(BOP)
・内容:歯周ポケット検査のときに出血するかを確認する
・わかること:今、炎症が起きているかどうか
歯の揺れの検査
・内容:器具で歯を軽く動かし、揺れの程度を調べる
・わかること:歯を支える骨がどれだけ残っているか
プラークの付着の検査
(PCR)
・内容:染め出し液で、汚れが残っている場所を確認する
・わかること:歯みがきの課題がどこにあるか
レントゲン検査
・内容:歯と骨の状態を撮影する。必要に応じてCTも撮影する
・わかること:骨がどれだけ、どのような形で溶けているか
口腔内写真
・内容:お口の中を撮影して記録する
・わかること:治療前後の歯ぐきの変化
検査の詳しい内容は「歯周病について」のページでもご紹介しています。
検査は痛い?
歯周ポケット検査では、プローブを歯ぐきの溝に入れるため、少しチクチクとした感じがあります。当院では、できるだけ弱い力で検査するように心がけていますが、器具の角度や歯ぐきの張り具合、炎症の強さによっては、チクチク感を強く感じることもあります。
歯ぐきの炎症が強いほど痛みを感じやすいため、治療が進んで炎症が治まると、検査のときの痛みも軽くなっていきます。痛みが心配な方は、遠慮なくお伝えください。
検査の費用
歯周病の検査には保険が適用されます。歯周ポケット検査そのものの自己負担は、3割負担の方で数百円から千円台が目安です(検査の種類や歯の本数、レントゲン撮影の有無などによって変わります)。保険診療の費用は、診療報酬の改定によって変わることがあります。
検査はどのくらいの頻度で受ける?
歯周病の検査は、治療を始める前だけでなく、治療の各段階の後にも行い、どれだけ改善したかを確認します。治療が終わった後も、メインテナンスのたびに定期的に検査を行い、再発がないかを確認します。
症状がなくても、歯周病は静かに進むことがあります(歯周病に自覚症状はある?)。気になる方は、まず「歯周病セルフチェック」で確認してみてください。
動画でも解説しています
関連ページ:歯周病治療の4つのステップ/歯周病治療の流れ/料金表
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