歯周病の症状を自分でチェックできる方法は?

歯周病は自覚症状が少ないまま進む病気ですが、よく観察すると、お口の中にサインが出ていることがあります。この記事では、ご自身でできる歯周病のセルフチェックと、受診の目安をご紹介します。

この記事のポイント

  • 10項目のチェックで、歯周病の可能性を自分で確認できる
  • いちばん分かりやすいサインは「歯みがきのときの出血」
  • 歯の揺れ・すき間・膿などは、骨が溶け始めているサイン
  • 歯周病は自覚症状なく進むため、セルフチェックで0個でも定期検診を

歯周病セルフチェック(10項目)

当てはまるものを数えてみてください。

No. チェック項目
1 □ 歯みがきのときに歯ぐきから血が出る
2 □ 歯ブラシに血がつくことがある
3 □ 朝起きたとき、口の中がネバネバする
4 □ 口臭が気になる、または人から指摘された
5 □ 歯ぐきが赤く腫れている、またはむずがゆい
6 □ 歯ぐきが下がって、歯が長く見えるようになった
7 □ 歯と歯のすき間が広がり、食べ物がはさまりやすい
8 □ 歯が揺れる、または浮いた感じがする
9 □ 硬いものが噛みにくい、噛むと痛む
10 □ 歯ぐきを押すと膿のようなものが出る

当てはまった数の目安

当てはまった数 考えられる状態
0個 今のところ大きなサインはありません。ただし歯周病は自覚症状なく進むため、定期的な検診をおすすめします。
1〜2個 歯肉炎や軽度の歯周炎の可能性があります。この段階なら、正しいケアと治療で改善が期待できます。
3〜5個 歯周病が進んでいる可能性があります。早めに歯科医院で検査を受けてください。
6個以上 中等度から重度の歯周病の可能性があります。できるだけ早く受診してください。

特に7〜10番の項目は、歯を支える骨が溶け始めているサインです。1つでも当てはまる場合は、数にかかわらず早めの受診をおすすめします。

いちばん分かりやすいサインは「歯みがきのときの出血」

歯ブラシに血がつくのは、歯ぐきに炎症が起きているサインです。歯の周りに汚れがついた状態が1週間ほど続くと、歯ぐきの血管が広がって薄くなり、歯みがきのような軽い刺激でも出血するようになります。これは歯周病の初期の段階で起きる変化なので、歯周病に早く気づくための目安になります。詳しくは「歯周病の初期症状とは?」をご覧ください。

セルフチェックだけでは分からないこと

セルフチェックで当てはまる項目がなくても、歯周病でないとは限りません。歯周病は「静かに進む病気」と呼ばれ、自覚症状が出たときには、すでに進んでいることも少なくありません(「歯周病に自覚症状はあるのか?」)。

歯科医院では、歯周ポケットの深さの測定や、レントゲンでの骨の状態の確認など、ご自身では分からない部分まで検査します。検査の内容や痛み・費用については「歯周病の検査には痛みはあるのか?費用は?」をご覧ください。

歯ぐきの腫れや膿が気になる方へ

歯が揺れる、膿が出るといった症状がある場合は、歯周病がかなり進んでいる可能性があります。それでも、骨の溶け方によっては歯を残せることがあります。「歯周病の手遅れとは?」もあわせてご覧ください。

動画でも解説しています

関連ページ:歯周病について/そもそも歯周病とはどのような病気か?/歯周病を放置するとどうなる?

執筆:福嶋太郎(福嶋歯科医院 院長/日本歯周病学会 歯周病専門医)

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