歯周病専門医の矯正治療 症例集

歯周病専門医の矯正治療 症例集
歯周病の予防・治療の一環としてのマウスピース矯正

このページのポイント

✅矯正を「見た目の治療」だけでなく、歯周病の予防・治療の一環として行っています

✅7つの症例を、歯周病の検査結果とあわせてご紹介します

✅どの症例も、矯正のために歯を抜いていません

歯が重なった所は、歯ブラシやフロスが届きにくく、汚れや歯石がたまりやすくなります。歯並びを整えて、ご自身でも歯科医院でも汚れを落としやすい口の中をつくることが、歯を長く守る土台になると考えています。

当院の矯正治療の2つの考え方

1. 歯周病を予防するための矯正

歯肉炎の方や若い方が対象です。磨きやすい歯並びに整えて、将来の歯周病を防ぐ土台をつくります。

2. 歯周病治療の一環としての矯正

歯周病の治療中・治療後の方が対象です。まず炎症を落ち着かせ、必要に応じて再生療法などを行ってから、無理のない計画で歯を動かします。詳しくは「歯周病と矯正治療」をご覧ください。

福嶋歯科医院 院長
歯周病専門医
福嶋 太郎

歯周病の専門医が矯正をするのは、歯ぐきの状態を見ながら歯を動かせるからです。歯周病がある方でも、炎症をおさえてから進めれば矯正はできます。逆に、歯並びが整うと毎日のケアが楽になり、歯周病の管理もしやすくなります。

症例一覧と歯周病の検査結果

症例 お悩み 治療内容 歯周病の検査結果
(治療前→現在)
症例1
10代・女性
上の前歯のガタガタ インビザラインGO
(17枚・約4か月半)
プラークの付着率
100%→20%台
症例2
30代・男性
ワイヤー矯正後に戻った下の前歯 インビザラインGO
(15枚・約5か月・IPRあり)
出血(BOP)
約35%→0%
症例3
50代・女性
下の前歯の飛び出し
(歯周病の治療中)
再生療法のあと
インビザラインGO
(20枚・約11か月・IPRあり)
出血(BOP)
36%台→5%台
症例4
60代・女性
歯ぐきの腫れ
(Stage Ⅲ・Grade B)
歯周病の治療・ワイヤー矯正・再生療法・インプラント
仕上げにインビザラインGO
(14枚・約7か月半)
いちばん深い歯周ポケット
14mm→6mm
症例5
60代・女性
下の前歯のガタガタと反対咬合 インビザラインGO
(14枚・約7か月・IPRあり)
歯周病は安定
(3か月ごとのメインテナンス)
症例6
60代・女性
食いしばりと奥歯の負担 インビザラインGO
(14枚・約4か月)
インプラント・ジルコニア
3か月ごとのメインテナンス
症例7
50代・男性
ホワイトニングの相談
(Stage Ⅱ・Grade B)
歯周病の治療
(フラップ手術を含む)
インビザラインGO
(15枚・約4か月半)
ホワイトニング
左上の奥歯の歯周ポケット
8mm→5mm

※検査値は、症例ごとに記録している項目が異なります。BOPは検査で歯ぐきから出血した部位の割合、プラークの付着率は歯の表面に汚れが付いている割合です。

症例のご紹介

症例1歯周病予防

10代女性
前歯のガタガタをマウスピース矯正で改善

むし歯とホワイトニングの相談で来院。歯みがきの練習と矯正で、汚れの付着が大きく減りました。

プラークの付着率

100% → 20%台

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症例2歯周病予防

30代男性
ワイヤー矯正後に戻った下の前歯を、抜歯せずに再治療

他院のワイヤー矯正後に戻った歯並びを、IPRで歯を抜かずに整えました。

出血(BOP)

約35% → 0%

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症例3歯周病治療の一環

50代女性
歯周病の治療と並行した、抜歯しないマウスピース矯正

再生療法で深いポケットを改善したあと、歯石がたまりにくい歯並びに整えました。

出血(BOP)

36%台 → 5%台

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症例4歯周病治療の一環

60代女性
重度の歯周病からの全体治療と、仕上げのマウスピース矯正

重度の歯周病から、数年かけて全体を治療し、最後にマウスピース矯正で仕上げました。

いちばん深いポケット

14mm → 6mm

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症例5歯周病予防

60代女性
下の前歯のガタガタと反対咬合を、抜歯せずに改善

歯周病は安定していましたが、奥歯への負担を減らすために前歯のかみ合わせを整えました。

メインテナンス

3か月ごと

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症例6力のコントロール

60代女性
食いしばりで負担がかかった奥歯と、かみ合わせの立て直し

20年以上の食いしばり。矯正とインプラント・ジルコニアで、奥歯を立て直しました。

メインテナンス

3か月ごと

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症例7歯周病治療の一環

50代男性
ホワイトニングの相談で見つかった歯周病と、下の前歯のガタガタの改善

ホワイトニングの前に歯周病を治療し、矯正で歯並びを整えてから白くしました。

左上の奥歯のポケット

8mm → 5mm

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費用・期間・リスク

治療内容 費用
(税込)
インビザラインGO
(診断料・アライナー・調整料・リテーナーを含む)
572,000円
インビザラインGO Plus
(同上)
693,000円
  • いずれも自由診療・現在の料金です
  • 期間の目安は、ご紹介した症例で約4か月〜11か月です(歯の動かし方や年齢により異なります)
  • 歯周病の治療・再生療法・インプラントなどは、症例ごとの記事をご覧ください
リスク・副作用
  • マウスピースを替えた数日間、痛みや違和感が出ることがあります
  • 歯ぐきが下がる、根が短くなる、歯の間にすき間ができることがあります
  • リテーナーを使わないと、歯並びが戻ることがあります
  • IPRのあと、一時的に冷たいものがしみることがあります
  • 決められた時間マウスピースを着けないと、計画どおりに歯が動かないことがあります
  • 歯周病がある場合は、歯周病の治療とメインテナンスを続ける必要があります

インビザラインについて(未承認医療機器に関する説明)

  • インビザラインのマウスピース型矯正装置(完成物)は、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない矯正装置です。
  • 入手経路:米国アライン・テクノロジー社の製品を、同社の日本法人(インビザライン・ジャパン)を通じて入手しています。
  • 国内の承認医療機器等の有無:マウスピース型矯正装置の材料として薬機法の承認を受けたものはありますが、インビザラインの装置(完成物)としての承認はありません。
  • 諸外国における安全性等:インビザラインは米国アライン・テクノロジー社(1997年創業)が開発した矯正システムで、1998年に米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けています。同社の年次報告書によると、これまでに世界で2,200万人以上が治療を受けており、100か国以上で提供されています(2025年末時点)。
  • 未承認の医療機器のため、万が一重い副作用が生じた場合に、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

歯並びと歯周病が気になる方へ

「歯周病があるから矯正は無理かも」「歯を抜く矯正には抵抗がある」という方も、まずはご相談ください。歯周病の専門医が、歯ぐきの状態を確かめてからご提案します。

今日からできること

✅歯みがきのとき、歯ぐきから血が出ていないか見てみましょう

✅歯が重なっている所は、フロスや歯間ブラシを使いましょう

✅矯正やホワイトニングの前に、歯周病の検査を受けましょう

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※掲載している症例は、患者さんの同意を得ています。効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。
監修:福嶋歯科医院 院長 福嶋 太郎(日本歯周病学会 歯周病専門医)