
インプラントは入れて終わりではなく、長く使うためには定期的なメンテナンスが欠かせません。この記事では、インプラントのメンテナンスの頻度と費用、メンテナンスで行う内容を歯周病専門医が解説します。
この記事のポイント
- メンテナンスの頻度は、天然の歯と同じく3か月に1回が目安
- 当院のインプラントメンテナンスの費用は、1回11,000円(税込)
- メンテナンスでは、出血や骨の状態のチェック、専用器具での清掃、かみ合わせの確認などを行う
- インプラント周囲炎を防ぎ、早期に見つけるために、症状がなくても通うことが大切
メンテナンスの頻度:3か月に1回が目安
インプラントのメンテナンスは、天然の歯と同じく、3か月に1回を目安にお越しいただいています。インプラントの周りの汚れは、3か月ほどで再び炎症を起こしやすい状態になるためです。
歯周病の状態やセルフケアの状況によっては、間隔を短くしたり、状態が安定していれば調整したりすることもあります。
メンテナンスの費用
項目/費用(税込)
・インプラントメンテナンス(1回):11,000円
インプラントは自費診療のため、インプラント部分のメンテナンスも自費となります。年4回通った場合、年間の目安は44,000円(税込)です。その他の治療費は「料金表」をご覧ください。
メンテナンスで行うこと
インプラントの周りの検査
溝の深さや出血の有無を調べ、炎症がないかを確認する
レントゲン検査(定期的に)
インプラントを支える骨が減っていないかを確認する
専用器具での清掃
インプラントの表面を傷つけない器具で、自分では落としきれない汚れを取り除く
かみ合わせ・部品の確認
かぶせ物の欠けやネジのゆるみ、強く当たっていないかを確認する
セルフケアの確認
みがき残しを確認し、道具や使い方をアドバイスする
残っている歯のチェック
天然の歯の歯周病・むし歯も一緒に確認する
メンテナンスが大切な理由
インプラントには神経がないため、インプラント周囲炎になっても痛みが出にくく、気づいたときには骨が大きく失われていることがあります。研究では、インプラント周囲炎の多くはかぶせ物を入れてから数年以内に始まり、定期的なメンテナンスを受けていない方ほどなりやすいことが分かっています(インプラント周囲炎になる原因)。
症状がなくても定期的に通うことが、インプラントを長く使ういちばんの近道です。毎日のケアについては「インプラント周囲炎を防ぐセルフケア方法」もご覧ください。
当院のメンテナンス費用は?
当院では、インプラントのメンテナンスに追加の自費料金はいただいていません。歯周病の定期管理と同じく、保険診療の範囲で行います。
インプラント周囲炎の治療や、インプラントの撤去が必要になった場合は、自由診療となります。費用は「料金表」をご覧ください。
通う間隔
通常は3か月ごと。リスクが高い方は1か月ごとのこともあります
チェックすること
歯ぐきの出血、ポケットの深さ、かみ合わせ、レントゲンでの骨の状態
ご自宅で
タフトブラシや歯間ブラシで、インプラントのまわりを清掃
Q. メンテナンスに行かないと、どうなるの?
A. インプラント周囲炎に気づくのが遅れ、骨が溶けてしまうことがあります。痛みが出にくいので、症状がなくても通うことが大切です。
今日からできること
✅次のメンテナンスの予約が入っているか、確かめましょう
✅インプラントのまわりの出血を、歯みがきのときに見てみましょう
✅使っている清掃道具が合っているか、次回聞いてみましょう
動画でも解説しています
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