採血についてのご説明

外科処置などで採血を受けられる方へ、採血の方法・量・前後の注意点をご説明します。院内でお渡ししている説明書と同じ内容です。

当院では、インプラントや骨造成などの外科処置で使用する再生療法材料(CGF・PRFなど、ご自身の血液から作る材料)の作製や、処置前の健康状態の確認のために採血を行うことがあります。採血は安全性の高い処置ですが、ごくまれに痛みやしびれが続いたり、青あざができたりすることがあります。歯科医師はこれらの点も考慮したうえで、採血による利点が上回ると判断した場合に採血をおすすめしています。

安全に採血を行うため、採血の前後は以下の点にご協力をお願いいたします。

採血の場所と方法

  • 通常は肘の内側の静脈から採血します。血管が細いなど採りにくい場合は、前腕や手の甲から採血することがあります。
  • 気分が悪くなるのを防ぐため、診療チェアを倒した楽な姿勢で行います。
  • 採血する腕や部位にご希望があれば、遠慮なくお申し出ください。

採血の量と回数

  • 検査目的の場合は数mL程度、再生療法材料を作製する場合は処置の範囲に応じて36〜72mL程度です(献血の200〜400mLと比べて少量です)。
  • 1回で採れるよう努めますが、血管の状態や体調により2回以上針を刺すことがあります。

採血の前にお知らせください(当てはまる方)

  • 消毒用アルコールでかぶれたことがある
  • 採血や注射の際に、気分が悪くなる・冷や汗が出る・気を失ったことがある
  • 採血を避けるよう言われている腕がある(透析シャントや乳がん手術をした側の腕など)
  • 血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を飲んでいる
  • 当日、食事を抜いている・寝不足・体調がすぐれない

採血中・採血後にすぐお知らせください

  • 針を刺したときに、我慢できない強い痛みや電気が走るような痛みがある(刺した瞬間のチクッとした痛みは通常心配ありません)
  • 指先のしびれや痛みが続く
  • 気分が悪い、冷や汗、めまい、吐き気がある

採血後の止血について

  • 止血テープの上から5分程度しっかり押さえてください。揉むと青あざの原因になります。
  • 当日は採血した腕で重い物を持つなど、強い負担をかけないでください。
  • 血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方は、止血に時間がかかることがあります。
  • 青あざができても、通常1〜2週間で自然に消えます。腫れや痛みが強くなる場合はご連絡ください。
少しでも気分が悪くなったら、我慢せずにすぐスタッフへお声がけください

(注)肘の血管の近くには神経が通っていることがあり、血管と神経の位置関係には大きな個人差があります。神経を傷つけないよう細心の注意を払っておりますが、ごくまれに針が神経に触れ、しびれ・痛みなどが出ることがあります(1万〜10万回に1回程度と報告されています)。多くは特別な治療をしなくても数週間以内に治まりますが、まれに長引くこともあります。症状が続く場合はご連絡ください。

ご不明な点は、遠慮なく歯科医師・スタッフにおたずねください。

福嶋歯科医院(東京都多摩市) TEL:042-389-0281

監修:福嶋歯科医院 院長